ライゾマティクス_マルティプレックス

東京都現代美術館2021320日〜622

現代作家公立美術館個展

鑑賞日:618日(金)


今、現実に起きていることは、確かに起きているのだが、それはプログラムをされているということよりも、その現実は、本来の現実の一段面でしかないということを説明するために、プログラムを見せることもできるのだが、それはプログラムを見せたことにしかならないので、プログラムは一つの結果でしかならないということを証明するために、プログラム外の出来事を、プログラムと組み合わせるのだけれども、そうするとどちらが本来のプログラムというか、プログラムすべきだった現実かが不明になるので、プログラムはプログラムとして、そこに付随した出来事は別の枠組みで提示することにしたのだが、その時にプログラムが何に依拠していたのかという、本質が現れてしまった結果、本末転倒の末、本質が不在のまま、バリエーションが空間を占めるという結果が生まれることも引き受けつつ、プログラムは創造をすることと分析をすることとの境をなくしていき、創造は分析だったという事実を明らかにしつつ、分析外のハプニングをプログラミングすることを求めて、プログラムは続けられる。