読書録
日本スウェーデンボルグ協会編、『スウェーデンボルグを読み解く』、春風社、2007年11月17日初版発行
スウェーデンボルグの思想と後世への影響を、テーマごとに解説。日本だけでなく、ヨーロッパ、アメリカや西インド諸島、韓国にまで触れる。
美術家で章が立っているのはイサム・ノグチ。ほかの章で高村光太郎らにも触れられており、宗派に縛られない宗教的思想の具体的実践について考えることになった。
新井奧𨗉は「自然は超自然の影響(かげひびき)」と書いている。(59頁)
包括的的全体という性質が全体の一部の性質を規定する。なぜなら、部分が全体の一部であるためには、それは全体と同じようなものでなければならないからである。(『天界の教義』3633)(241頁)