2011-01-01から1年間の記事一覧

畠山直哉展

東京都写真美術館、2011年10月1日〜12月4日 共催:産経新聞社 現代作家個展、単独開催 鑑賞日:11月27日(日)被写体を写真作品として表現することとその技術の関係を分析するかのような作品を発表してきた畠山直哉の活動のなかで、自然をテーマに構成した三…

生誕120周年記念 岸田劉生展

大阪市立美術館、2011年9月17日〜11月23日 共催:読売新聞社、読売テレビ 物故作家個展、単独開催 鑑賞日:11月8日(火)ものを観察しつくすことによって、ものの本質を理解できるか。ではものを見ているときになにを見ているのか。見ているものを画布に再現…

熊澤未来子展

第一生命南ギャラリー、2011年10月3日〜11月10日 VOCA賞関連、ギャラリー個展 鑑賞日:10月31日(月)凝縮していく物質が、その運動の過程で螺旋を描き始める。平面上で一点に向かって集中していく力が、面に対して垂直方法に転換し奥行きを作る。それは画面…

イケムラレイコ うつりゆくもの

東京国立近代美術館、2011年8月23日〜10月23日、共催:三重県立美術館 現代作家個展、2館巡回 鑑賞日:10月15日(土)垂直に伸びるものの重さの等量が、真下へと発生する。垂直に伸びるもののいくつかは、自らの重みに耐えきれず、途中から身を曲げる。垂直…

ヨコハマトリエンナーレ2011

横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫ほか、2011年8月6日〜11月6日 大型国際展 鑑賞日:10月3日(月)、10月11日(火)日本郵船海岸通倉庫会場1階に展示されていたカールステン・ニコライの《fades》についてのみ。 光の作品。ブースのなかには薬品?により薄く靄…

家の外の都市の中の家

東京オペラシティアートギャラリー、2011年7月16日〜10月2日 国際展帰国展、単独開催 鑑賞日:10月1日(土)プログラムされていない都市のなかの自由度とその変化を、家の外=他者、都市との隙間にみる。内側の区割り、内と外の境界をあいまいにすることで創…

メタボリズムの未来都市展

森美術館、2011年9月17日〜2012年1月15日、共催:UIA2011東京大会日本組織委員会、日本経済新聞社 研究会企画、単独開催 鑑賞日:9月20日(火)メタボリズムをその思想的母体となる丹下健三、時代の同伴者である磯崎新、グループとしてよりも、その集合体の…

金沢健一 出発点としての鉄 1982-2011

川越市立美術館、2011年7月30日〜9月25日、共催:美術館連絡協議会 地元現代作家個展、単独開催 鑑賞日:9月24日(土)地下1階の展示室で、80年代から近作までの彫刻作品を展示。 初期の作品は、床起き、壁面設置の作品とも、作品が中心へと凝縮せず、視線が…