2026-08-01から1ヶ月間の記事一覧
稲垣美侑「野辺」 KATSUYA SUSUKI GALLERY、2026年7月18日〜8月9日 現代作家画廊個展 鑑賞日:8月9日(日) 絵画は物体ではあるのだが、結局のところは幻影を創出する装置としてあるのだと考える。その画面に描かれる幻影とはなにかと問われると、なにもので…
ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル 東京オペラシティ アートギャラリー、2026年7月18日〜9月23日 国内現存建築家、海外現存美術家コラボ展、自主企画単独開催 鑑賞日:8月8日(土) 空というものが存在する。カラ、エンプティネス、ソラ。何もない、も…
杉本博司 絶滅写真 東京国立近代美術館、2026年6月16日〜9月13日 国内現存写真家国立美術館回顧展、共催:日本経済新聞社 鑑賞日:8月8日(土) 目の前の平面に定着されたとされているものは、かつてその場所にあった光の反射だ。実体ではない。照り返された…
エットレ・ソットサス—魔法がはじまるとき、デザインは生まれる アーティゾン美術館、2026年6月23日〜10月4日 海外物故デザイナー私立美術館回顧展 鑑賞日:8月8日(土) 建築は人の生活の一部であり、外周でもあるために、その姿は人の行為と結びついている…
読書録 柿沼裕朋、『かつて在った詩の方へ』 国書刊行会、2026年8月18日 ある設定された状況のなかで、事物が動き出す。そこには人も含まれる。その事物を通して起こり続ける出来事は、なにかしら決まったメッセージを発するためにあるのではない。過去の私…
荒木由香里 「惑星、山羊や羽のように佇み」 LOKO GALLERY、2026年7月10日〜8月8日 現代作家画廊個展 鑑賞日:8月7日(金) オブジェ、と声に出してみる。それは音の塊となって消える。それぞれの物体は、本来の名を持っている。その名をはぎ取り、用途を捨…
和田真由子「現像」 TATSURO KISHIMOTO、2026年7月11日〜8月8日 現代作家画廊個展 鑑賞日:8月7日(金) 像が現れる。現れた像がなにものであるかを語るのではなく、像とはなにかについて言及すべきだと、かつて述べた人がいた。そして、像というものは「い…
読書録 加藤郁乎、『夢一筋』(南柯叢書 近代文学逍遥巻三) コーベブックス、1976年10月25日 瀧口修造の書斎を訪れると、芭蕉門下の俳人、内藤丈草がいる。それは、瀧口が昭和20年に金沢市内の古書店で『丈草集』を手に入れたことから連想し、シュルレアリ…
ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― 東京都庭園美術館、2026年7月4日〜9月13日 物故海外陶芸家公立美術館回顧展、企画協力:国立工芸館 鑑賞日:8月6日(木) 器は宙に浮いてなければならないという命題は、いつ生まれたのだろうか。ある平面に、も…